『ホールディング・ザ・マン』
2人の男性の想い合ってる姿が最高だし焦れったい!
1994年エイズにより34歳の若さで他界したメルボルン出身の俳優ティモシー・コニグレイヴが死の直前に書き上げ、95年に出版された同名自叙伝の映画化。
舞台は1970年代オーストラリア、男子校で出会った2人が恋に落ちる。
Holding The Man Official Trailer (2015) – Ryan Corr, Craig Stott HD
はい、この映画観る上での心構えは先ず、片方死にます!!後にもう片方も亡くなります。(盛大なネタバレ)
いやだってそれを知った上で観ると心構えが違うと思うんですよ…私はノー知識で観てしまったんですがもうほんとダメージ食らいました(泣)
だってこの2人の関係は凄くどちらも想い合っていて相思相愛なんですよ、そんな2人がだよ?運命は残酷だなぁ。大抵LGBT映画やドラマってバッドエンド多くないですか?どちらか片方死別するとか破局とか。
この映画も死別するんですが2人は仲が良いままなんですよ、そこ重要だしそこがまたつらい。
死別してそこでこの映画が終わったんだとしたらほんと後味悪くてもう私は観ないだろうなと思います。
でも最後はこの映画前向きなんですよ、明るいの!
彼(ジョン)は死んでしまったけれど ティムの中ではずっと一番だろうし忘れることはないんだろうな、けどちゃんと前向きに生きてる。
それがとても爽やかで最後は本当に救い。
私が好きなのはお互いが惹かれ合うまでの過程と、どんどんお互いに夢中になっていってしまうその過程が焦れったいのがとても大好きです!!
最初ノンケだった人が同性に夢中になっていくの最高じゃありませんか?(何)
そんな過程が観れる最高の映画です。
でもこの映画は本当にメンタルが元気な時に観ないと逆にダメージ食らってしまうので意気込みが必要です。
この映画の一番好きなところは実は最後のシーンだったりします。
ティムが島で美しい青年に字を教えているところ。すっごく優しい目をしてるんですよね、でも内心は寂しいしジョンに逢いたがっているんです。
そこがねーもう本当にこの二人は相思相愛だったんだなぁと。そこ重要。
お互いが想い合うことがなくなっての最後だったら本当バッドエンドだと思うんです。
何回も観るには刺激が強いんだけど紛れもなくこの作品は素晴らしい映画です。